2015年4月20日月曜日

国際ワークショップ「幕末漢詩文の”かたち”」を開催しました

40名の参加者があり、活発な議論が行われました。隠逸の形象、和歌との関係、夫婦と漢詩、公と私、都市と漢文、文人のネットワーク、政治との関わりなど、様々な角度からの、幕末・明治初期の漢詩文に関する分析が提示されました。なお、ワークショップの内容につきましては、飯倉洋一氏、岡島昭浩氏、浜田泰彦氏、新稲法子氏らにより実況され、Togetterにまとめられていますので、ご覧下さい。→http://togetter.com/li/806625








2015年4月9日木曜日

国際ワークショップ「幕末漢詩文の”かたち”」(4/10)趣旨説明

 今回のワークショップは“かたち”という言葉をタイトルにしています。たとえば、円筒形の物体が、ある角度から見ると丸(○)に、しかし、別の角度から見ると四角形(□)に見えるように、事物はどの視点から見るかによって、その形を変えます。

 幕末の漢詩文も、まさにそのようなものではないかと思うのです。この時期の詩文は、大衆化が進み、職業的漢詩人、志士、政治家、儒学者、書生など、様々な人がその担い手となっています。どのグループ、あるいは、どの人々に焦点を当てるかによって、幕末の漢詩文の“かたち”は大きく変わってくるはずです。

 また、幕末期は、詩や文において様々な形式、すなわち、別の意味での詩文の“かたち”が花開いた時期でもあります。漢文では、都市風俗などを記述する繁昌記や「論」「記」などの小品が、漢詩では、古詩から絶句までバラエティーに富む作品が作られました。こうした形式・形態の問題について、鳥瞰的な視点から全体を考えてゆく必要があります。

 このワークショップでは、最新の研究成果の報告を踏まえつつ、幕末維新期の漢詩文の全体像とその特徴をどのように捉えるべきか、参加者全員で議論してゆきます。それは、この共同研究が主要な活動内容の一つとしている、新しい日本漢文学史の検討の、最初の具体的な作業ともなるはずです。

当日会場・時間・プログラム
交通案内(前回シンポジウムと建物は同じです、ただし今回、部屋は4階461教室です)

2015年4月5日日曜日

国際ワークショップ「幕末漢詩文の“かたち”」(4/10)の内容が決定しました

国際ワークショップ 幕末漢詩文の“かたち”
International Workshop on Bakumatsu Kanshibun: Various "Forms" of Classical Chinese Prose and Poetry Written by Japanese in the 19th Century

2015年4月10日(金) 午後5時~7時30分
大阪大学豊中キャンパス
文学研究科本館(4階)461教室

1 趣旨説明(17:00~17:10)

2 講演(17:10~17:40)
マシュー・フレーリ(ブランダイス大学・准教授)
幕末維新期の漢詩文における隠逸の「かたち」

3 発表(17:40~18:40)
青山英正(明星大学・准教授)
尊王攘夷表現における和歌と漢詩

日野俊彦(成蹊大学・非常勤講師)
森春濤「閨秀国島氏善和歌。予介人、乞近詠、得其暮春詠杜若一章。乃賦二十八字、以謝」詩ノート

福井辰彦(上智大学・准教授)
「小西湖佳話」の稿本について

合山林太郎(大阪大学・准教授)
豊前の漢詩人村上佛山の生涯と文事

4 全体討論(18:50~19:30)
コメンテーターからのコメント+通史に関するディスカッション

コメンテーター
福島理子(帝塚山学院大学・教授)
新稲法子(佛教大学・非常勤講師)
鷲原知良(佛教大学・非常勤講師)

主催:日本漢文学プロジェクト共同研究チーム、大阪大学大学院文学研究科日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築クラスター(国際古典籍学クラスター)
共催:国文学研究資料館・古典籍共同研究事業センター
連絡先:大阪大学大学院文学研究科 合山林太郞研究室 
℡06-6850-5680  Mail goyama@let.osaka-u.ac.jp

 

2015年度メンバー

2015年度は、以下の体制でプロジェクトを進めてまいります(新しい方の参加、また勤務先・職位などの変更があります)。ただし、これらのコア・メンバー以外に、連携や協力をお願いすることがあるかと存じます。その際は、お力添えのほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。

浅見洋二    大阪大学・大学院文学研究科・教授
康盛国       大阪大学・大学院文学研究科・特任助教
金程宇       南京大学(中国)・域外漢籍研究所・教授
高兵兵       西北大学(中国)・文学院・教授
滝川幸司    京都女子大学・文学部・教授
中本大       立命館大学・文学部・教授
新稲法子    佛教大学・文学部・非常勤講師
仁木夏実    国立明石工業高等専門学校・准教授
福島理子    帝塚山学院大学・リベラルアーツ学部・教授
マシュー・フレーリ ブランダイス大学(米国)・准教授
町泉寿郎    二松学舎大学・文学部・教授
湯浅邦弘    大阪大学・大学院文学研究科・教授
鷲原知良    佛教大学・文学部・非常勤講師
合山林太郎    大阪大学・大学院文学研究科(コミュニケーションデザイン・センター)・准教授 (代表)

謝辞

プロジェクトがスタートして半年が過ぎました。ここまで多くの方のご助力をいただき、順調に進捗しております。このプログに関係することで、お世話になった方のお名前を挙げ、感謝の意を表したいと思います。

英語翻訳
トム・ファンダムさん
ダニエル・小林ベターさん
モハンマド・モインウッディンさん

中国語翻訳
靳越さん

ポスター・デザイン
平井華恵さん

このほか、シンポジウム運営など、多くの方のご支援をいただいております。心より御礼申し上げます。